最新の活動内容

備中地域打合せ会

2009年03月10日

(1)高梁学園ボランティアセンター
災害復興支援・地域貢献・国際貢献・障害学生支援の4セクションを柱とし、各ボランティアセンターは相互に密接な連携を取りながら、地域に密着した特色あるボランティア活動を展開している。毎年、国際協力実習としてインドとタイに学生が出向き、スラム街や障害者施設でのボランティア活動を通じて、国際協力の可能性について学んでいる。



-国際貢献セクションの活動-


  1. はじめに~高梁学園ボランティアセンターについて
    • 設置の経緯
    • 活動の四本柱

  2. 平成20年度における国際貢献セクションの活動
    • 国際医療ボランティアAMDAボランティアセンターとの連携
      (H20.4.20/岡山市/AMDA主催イベントの支援)
    • 中国・四川省大地震(H20.5.12)被害に伴う募金活動
      (H20.5月下旬~6月末/学内及び高梁市内各所/募金額371,000円)
    • ミャンマー・サイクロン(H20.5.2~3)被害に伴う募金活動
      (H20.8月/学内など/募金額113,000円)
    • 国際協力実習事前研修会の開催
      (H20.8.5/公設国際貢献大学校)
    • 備蓄物資仕分けボランティアの実施
      (H20.8.5/公設国際貢献大学校)
    • 国際協力実習
      (H20.8.9~24/インドにおけるボランティア活動/H20.8.18~29/タイにおけるボランティア活動)
    • インド舞踏団の来日
      (H20.9.29/学内/岡山学芸館高校を通じてインド・プーネ市の舞踏団が来日)
    • 地球市民フェスタinおかやまへの参加 (H20.10.17~18/岡山国際交流センター/国際協力実習のパネル展示やインド国プーネ市のストリートチルドレン支援のためのエコバッグ販売など)

  3. 今後の国際貢献活動について
    • サービスラーニングの活用
    • 学生のニーズに合わせた主体的なプログラムの構築



平成20年度 国際協力実習の概要


≪インド班≫
  1. 場所:インド、マハラシュトラ州、プネ市
    実習の目的:ボランティア活動を通して、インドのソーシャルワークやNGO戦略を学ぶ。インドの社会問題を理解し、国際協力の可能性を考える。
    実習期間:2008年8月9日(土)発 8月24日(日)帰国
    実習受け入れ校:カルベ社会サービス大学院
     
  2. スケジュール
    1日目 8月9日(土) インドに向けて出発 14:00 AI315
    2日目 8月10日(日) プネ着 ホームステイ宅で半日休養 午後カルベインスティテュート見学
    3日目 8月11日(月) 実習オリエンテーション カルベの学生との交流
    4日目 8月12日(火) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    5日目 8月13日(水) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    6日目 8月14日(木) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    7日目 8月15日(金) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    8日目 8月16日(土) アジャンタ、エローラ、世界遺産巡り
    9日目 8月17日(日) アジャンタ、エローラ、世界遺産巡り
    10日目8月18日(月) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    11日目8月19日(火) 実習機関での活動と調査 グループ単位の活動
    12日目8月20日(水) 実習機関での活動最終日 午後:セミナーの準備
    13日目8月21日(木) 午前:カルベ大学院にて最終発表修了証書授与式
    午後:文化交流
    14日目8月22日(金) 帰国準備 午後:バスでムンバイへ
    15日目8月23日(土) ムンバイ発 関空へ

  3. 実習先及び見学施設の概要
    ■実習機関のリスト
    1. Deep Griha Society
      スラム地域児童及び住民生活向上支援機関

      【活動内容】
      折り紙、歌、絵画、ゲーム、紙芝居等を通じたスラムの子ども達との文化交流
      機関の要請や学生の能力に応じたボランティア活動
       
    2. Identity Foundation
      ストリートチルドレンの生活と教育支援

      【活動内容】
      折り紙、歌、絵画、ゲーム、紙芝居等を通じた文化交流
      機関の要請や学生の能力に応じたボランティア活動
       
    3. India Sponsorship Committee
      低所得層の女性と子どもの経済的支援及び教育支援、 マイクロファイナンス

      【活動内容】
      活動視察、縫い物、思春期女子のためのグループワーク、日本文化紹介、 機関の要請や学生の能力に応じたボランティア活動
       
    4. ドアステップ・スクール(3-14歳児、ノンフォーマル教育)

      【活動内容】
      折り紙、歌、絵画、紙芝居等を通じた文化交流
      機関の要請や学生の能力に応じたボランティア活動
       
    5. 障害児統合教育支援学校 ANKUR
      スポーツ、レクリエーション 機関の要請や学生の能力に応じたボランティア活動
       
    6. EKLAVYA
      ストリートチルドレンやスラムの子どもの教育支援校
      (正規の学校に通いながら学業成績の良くない貧困層の子ども、ドロップアウトした子どもらへの補習や正規の学校に復帰するための支援)

      【活動内容】
      日本のおもちゃで遊ぶ、日本昔話の紙芝居、折り紙、塗り絵での文化交流
       
  4. 費用に関して
    学生一人当たりの費用合計  約17万円


≪タイ班≫
  1. 場所:タイ、バンコク市、ラチャスダカレッジ
    実習の目的:ボランティア活動を通して、タイの障がい児福祉と障がい児のための民間団体や施設のサービスについて学ぶ。
    実習期間:2008年8月18日(月)出発 8月29日(金)帰国
     
  2. スケジュール
    8月18日(月)
    9:45 関西国際航空4階出発ロビー集合 TG623にてバンコクへ
    11:45 関西国際空港発
    15:35 バンコク着 バンコク到着後、寮に直行(寮生活に関する説明を受け、部屋割り)
    次の日の準備Welcome and introduction歓迎とオリエンテーション
    1日目8月19日(火)
    午前 ラチャスダカレッジの学生との交流
    午後 実習についての講義
    タイの障がい児福祉入所施設、その他に関する講義
    実習中の寮生活に関する説明、ミーティング
    実習施設見学
    2日目8月20日(水) Nakornpathom特殊教育センター、TAVC障がい児親の会運営施設、Suan Dek Development Center
    ミーティング
    3日目8月21日(木) 実習、ミーティング
    4日目8月22日(金) 実習、ミーティング
    5日目8月23日(土) 休日、(休養と準備)
    6日目8月24日(日) 休日、バンコク市内観光 世界遺産寺院巡り
    7日目8月25日(月) 実習、ミーティング
    8日目8月26日(火) 実習最終日、ミーティング
    9日目8月27日(水)
    午前 報告会準備
    午後 報告会準備
    10日目8月28日(木) 最終報告会
    11日目8月29日(金) TG620にて9:20バンコク発マニラ経由(13:35着/14:40発)
    19:30 関空着 解散

  3. 実習施設
    1. TAVC障がい児の親の会の運営する施設
      クッキー作り、クラフトワークや菜園で子ども達と共に活動を行なう。
    2. Suan Dek Home for Special Children(民間障害児通所施設)
      地域や機関の要請に応じた活動

  4. 実習諸費用に関して
    学生一人当たりの費用合計  約14万円



高梁学園ボランティアセンターについて


2001年9月、高梁学園ボランティアセンター(以下「センター」という)は、ボランティアに関わる学術的研究及び学生のボランティア活動への支援を目的に開設され、学校法人高梁学園にセンター本部を、九州保健福祉大学にセンター分室を設置しました。  2004年4月には組織改変を行い、センターの組織下に、吉備国際大学ボランティアセンター、九州保健福祉大学ボランティアセンター、順正短期大学ボランティアセンター及び順正高等看護専門学校ボランティアセンターを配置して、各ボランティアセンターが独自の活動を行える体制を整えています。 2005年には、九州保健福祉大学総合医療専門学校ボランティアセンターが加わり、専任スタッフも2名体制となりました。また、資金面では賛助会制度を創設し、地域の皆様の温かいご協力を得てセンター運営に当たっております。 現在は災害復興支援・地域貢献・国際貢献・障害学生支援の4セクションを柱とし、各ボランティアセンターは相互に密接な連携を取りながら、地域に密着した特色あるボランティア活動を展開しています。今後もセンターは各セクションの活動を充実させ、一層の発展を目指します。地域とともに、より多くの方々からご支援・ご協力を賜れば幸いです。



(2)川崎医科大学

Ⅰ はじめに
川崎医科大学での国際貢献については,元来,医学医療従事者との国際交流が主体である。
 
  1. 医科大学
    1) 30年ほど前に
    数年間
    米国ミネソタ大学への2か月間の研修
    (主に内科系研修医)
    2) 昭和57年より 中国北京 首都医科大学からの研修生受入
    3) 平成13年より 医師の海外留学の援助:奨学金等
    例:川崎祐宣基金による医師の海外研修支援
    その他,基金もあり
    4) 平成20年より 初期研修医の海外派遣(Freiburg大学(独),Munich大学(独),Rush大学(米,シカゴ),Sick Children 病院(加)
    5) 平成20年度より アジア医学生連絡協議会日本支部を介した医学生交換留学制度の支援・協力
     
  2. 医療短期大学
    中国上海 上海医療技術工学院からの研修生受入


Ⅱ 実例---川崎医科大学 衛生学にて受け入れた例
 
  1. ODAを介した中国瀋陽 中国医科大学の研修生の受入

    1. ■経緯
      2008/1/22 岡山空港到着。
      (岡山⇔大連⇔北京便あり。大連と瀋陽は鉄道で移動。)
      2008 1年間滞在予定で,川崎医科大学衛生学にて研究に従事。
      学会発表(9/11,東京での日本免疫毒性学会にて)も実施。
      Dr. Chen 筆頭著者の論文を作成すべく,データの蓄積に努力。
      2009/1/1 岡山空港より帰国の途に着く。
       
    2. ■感想
      Dr. Chen は,実は生後間もない娘を郷里に残しての留学であったが,なるほど,研究に対する意欲は非常に高く,感心するくらいに熱心に研究に取り組んでくれた。直接指導は助教の前田先生に担当してもらったが,良い成果が上がったと自負している。
      また,9月に日本免疫毒性学会(大槻が事務局をしており教室員全員が演題を出します),11月には日本免疫学会(これも教室員全員が演題を出します)に,一緒に行って,少し合間を見つけて,岡山・倉敷以外の都市を観てもらった。
      可能であれば,今後とも連絡を密にして,類似の研究テーマですので国際共同研究などを発展できればと考えている。
       
    3. ■問題点
      問題としては,まず,学内の受入に対するコンセンサスを得られるかどうか,加えて,上層部の了解が得られるかどうか,という点であった。そのためには,申請者を通じて,先方の大学の学長などの推薦書を要請する必要があった。また,実際の受入にあたってODAに関連しているので,入国審査等について関係機関が十分理解をしていず,担当教授が実際に動かないとならない状況にあったことは,問題であった。しかし,来日後は,問題なく経過した。
     


    (前列左からDr. Chen,大槻)

     


    (1年間のデータの紹介)

     
  2. NPO法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会を介した研修生受入

    1. ■経緯
      2009/1/16 大学に岡田教授(NPO法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会理事長)と共に Dr. San San が訪問。
      オリエンテーションなどを実施。
      2009/1/19 大学で研修開始
      当初予定していた事項については,順調に経過。
      加えて,来日後,直接ご本人と話をすると,出来れば,日本で解決したいいくつかの内容も確認でき,医療短期大学臨床検査科の先生などと,同時進行で研究に当る。
      -------現在進行中
       
    2. ■感想
      Dr. San San も非常に熱心に研究されている。但し,彼女の場合,ミャンマーの医療科学技術のレベルと本邦での違いに当惑があるのに加えて,彼女自身が,日本での10週間の滞在で学んだことを母国に持って帰って,母国の医学医療に貢献しないとならない立場がある。そのため,こちらもミャンマーでの事情を考慮した上で,実験材料や手法なども出来るだけ持ち帰れるように実施している状況である。
      10週間という限られた期間でどこまで可能かどうかが,当初は不安であったが,直接指導してくれている助教の村上先生が英語が堪能であることもあって,予定以上の進行状況となっているのは,喜ばしいことである。


(3)公設国際貢献大学校
国際貢献大学校は、産業界、教育機関及び地方公共団体と協調して国際的な人道援助活動に関する試験研究ならびに人材育成を行うことを目的とする研修施設です。



(4)倉敷市国際交流協会
倉敷市国際交流協会は、国際交流、国際協力・貢献、多文化共生について,倉敷市と市民が一緒になって総合的にすすめることを目的として、平成13年に発足しました。事務局は倉敷市役所国際平和交流推進室にあります。国際協力・貢献に対する市民の理解と参加を促進するため,国際理解講座やイベント等を行っています。

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2022年08月19日
 県、NGO、企業、国際関係団体等で組織する「岡山発国際貢献推進協議会」では、国際貢献活動に対する理解と参加を促進するとともに、新たな活動の創出を図るため、国際貢献事例発表会を次のとおり開催しますので、お知らせします。 1 日 時 令和4年8月25日(木) 10時40分から12時00分まで 2 場 所 岡山国際交流センター2階 国際会議場     (岡山市北区奉還町2丁目2番1号) 3 内容  県内の国際関係団体等による国際貢献活動事例の発表(活動事例及び発表者) ① 「岡山県の高校生・大学生・社会人の国際貢献を応援するJICA中国の取り組み」   独立行政法人国際協力機構 中国センター ② 「ウクライナ難民支援活動をわたしたちの手で」   就実大学・短期大学 ③ 「アジア・アフリカの子供たちに1万食の給食を届けた、大学生による岡山発   国際貢献活動」...
2020年11月11日
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